アルコール依存症について
アルコール依存症とは
”人が変わる”アルコール依存症
前記事「アルコール依存症は脳の病気です。」でも記載した通り
アルコール依存症はどんな方でも発症する可能性のある病気です。
ほろ酔い気分が気持ちいいから、ストレス発散のために、、色々な理由で飲酒が習慣化し
アルコール耐性ができることによって飲酒量も増えていき依存症に繋がるリスクが高まります。
アルコール依存症の患者様に多いのは、「病気を自覚されていない」ということです。
そのため医療機関に係ることが遅くなってしまったり、病院まで来れないといったケースもあります。
自分の変化に気づくことができていない患者様がどんな症状に悩まされているか見ていきましょう。
アルコール依存症の症状でよく挙げられるものは3点あります。
・アルコール依存症の症状
お酒がやめられない・ダメなこととわかっていても飲んでしまう・場所や状況関係なく飲酒をする
目を覚ますと飲み、酔うと寝て起きるとまた飲むを繰り返す(連続飲酒)
アルコール濃度が低くなった時に現れる離脱症状2種
・早期離脱症状
・後期離脱症状
【早期離脱症状】
イライラする・手や足など全身の震え・発汗・動悸やめまい・不眠・吐き気
幻覚・幻聴など
【後期離脱症状】
幻視(見えるはずのないものが見える)
見当識障害(自分のいる場所や時間がわからなくなる)・発熱・発汗など
離脱症状はアルコール濃度が低くなることで現れます。
そのため不快感から逃げるためにさらに飲酒を繰り返し「お酒を飲めば症状は治る」
また、アルコール依存症になると自分に都合よく解釈するようになるため
自覚することなく負のサイクルは回り続け
症状は悪化してしまうようになるのです。